中学校・高等学校教諭のみなさまへ 「インターネット・フレンドシップ校プログラム」に参加しませんか
◇公益財団法人 民際センター
1987年以来、メコン河流域5カ国(タイ・ラオス・カンボジア・ベトナム・ミャンマー)を対象に国際教育支援活動を実施しているNGO。
2014年4月1日に内閣総理大臣より公益財団法人として認定をいただきました。
上記5カ国に事業所を設け教育支援活動を通して、メコン河流域5カ国の約4,000の学校と良好な関係を保っています。
将来的に本事業は、これら5カ国に限定することなく、世界中の途上国に拡大しての事業展開を目指しています。
◆インターネット・フレンドシップ校プログラムとは?
公益財団法人民際センターが支援活動をする、タイ・ラオス・カンボジア・ベトナム・ミャンマーの中学校・高校と日本の中学校・高校がインターネットを通じてコミュニケーションを図り、国際交流を促進するものです。
背景
グローバル化が進む中、特に経済の成長センターとして経済発展が続く東南アジアと日本との協力関係は、今後、ますます緊密になるものと予想されます。
また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックにむけて日本の次世代の国際理解教育が急務となっております。
そうした状況下で、中学生や高校生の時に東南アジアの同年代の子どもたちと交流することは大いに意義があると考え、2015 年度以降インターネット・フレンドシップ校交流を本格実施したく思っております。
目的
東南アジア諸国は地理的に近く、仏教の国が多く、主食は米で、日本と共通する点が多々あります。
また、近年では経済的な関係も強く、将来、日本とこれらの国々は今以上にお互いに重要なパートナーになることが予想されます。
しかし、情報は少なく、個々のレベルでの交流はもっと少ないのが現状です。
そこで、中学生・高校生のときにインターネットを利用して東南アジアの国々との交流を開始し、同年代の等身大の生活を学び、それを拡大・深化させて、文化や伝統等を相互に学び合い、将来に向けてネットワークのきっかけをつくるのが本事業の目的です。
実施時期
2015年2月~
開始国
まずは、インターネットの環境が整っているタイの学校との交流からスタートします。
特長
①1対1の交流:相手国の学校と1対1で、インターネットを通じて英語で交流します。
②文化や伝統等の理解:自国と相手国の文化・伝統等を理解し、自国の文化や伝統についての気づきや認識の深化を促します。
③ネットワークの形成:個別具体的な生徒たちとの交流により友人関係を結び、東南アジアの人々と交流します。
④NGOの視点:経済発展の裏で大きな経済格差が広がり、基礎教育すら終了できない子どもたちが少なくありません。
こうした子ども達の現状を理解し、どのような支援活動が可能か考えるきっかけにします。
◆実施の流れと期待される効果
インターネット・フレンドシップ校プログラム参加のお申し込みをいただいた学校へは、弊団体がタイの学校を紹介します。
その後は、両国の学校間で回数とテーマを自由に選定し交流を深めてください(例えば、休日の過ごし方、家族内での役割、将来の夢、伝統文化など)。
両校で調査・議論し、インターネットを通じて英語で発表します。発表を受ける側は聞き、理解し、質問します。
相手側の発表後、内容を吟味し、自校内で発表します。
⇒ この過程で、参加した生徒は調査・議論・英語で発表する・聞く・理解する・質問する力がつきます。
◆独立行政法人国際交流基金からの助成金
第1段階として、民際センターでは、日本の中学、高校、約3,000校に対し、インターネット・フレンドシップ校プログラムへの興味等について、すでにアンケート調査を実施しております。このアンケート調査は、国の機関である独立行政法人国際交流基金より助成金の給付が決定しています。
東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に向けた、日本とアジア諸国との文化交流を促進・強化する新たなスキームからの助成金です。
第2段階では、このプログラムに関心をいただいた国内校と海外校により、プログラムの実施に移っていただきます。
◆資料
日本の次世代の国際理解教育に向け、「インターネット・フレンドシップ校プログラム」へのご参加をお待ちしております。
詳しくは下記までお問い合わせください。
公益財団法人民際センター
TEL:03-6457-5782
Eメール:friendship@minsai.org
◆すぐ始められる国際支援活動
弊団体を通じて現在、国内200 校以上の小・中・高校が国際教育支援活動を実施しています。
書き損じハガキの収集、駅頭での募金活動、チャリティコンサートの開催など、支援方法は様々です。
たくさんの学校が参加されているのは、支援対象が同世代で、しかも「相手の顔が見える1対1」、つまり、支援の手ごたえを実感できるからです。
書き損じハガキの収集等の国際支援活動を検討されておりましたらご連絡をお願いいたします。