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1月 2025
謹賀新年
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新年明けましておめでとうございます
昨年は、ノーベル平和賞に日本被団協が選ばれました。3年前に始まったロシアによるウクライナ侵攻と、2年前に始まったパレスチナ・イスラエル戦争の収束が全く見えない中、平和を求める世界中の声を代表しての受賞だと思います。そして何より、被団協が世界中に対して原爆被害の悲惨さ、核兵器廃絶の重要性を発信し続けた長年にわたる地道な活動の功績だと思います。一日も早く戦争が終結し、平和の日が実現することを祈願するばかりです。
当団体は多くの支援者様、関係者の皆様に支えられて、今年で38年目を迎えることができました。支援者の皆様と奨学生の子ども達を1対1でつなげる地道な教育支援活動を続け、これまでにタイ、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマーのメコン5ヶ国に対して、累計でのべ約44万人を超える子ども達に奨学金を贈り就学支援を行うという大きな成果をあげることができました。改めて皆様の長年のご指導、ご支援に深く感謝申し上げます。
一方で、近年の円安に加え、物価高の影響を受けて子ども達が受け取る実質的な奨学金は大きく目減りしているという課題がございます。また、国別にみると、昨年はカンボジア、ベトナムでの奨学生が大幅に減少してしまいました。ぜひ今年は、課題解決に向けて取り組むとともに、昨年以上の子ども達に対して奨学金を贈ることができるよう、職員一同励んでまいりますので、引き続き皆様からの温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
今年も皆様のご健康とご多幸を衷心より謹んでお祈り申し上げます。
令和七年 元旦
理事長:児玉忠弘 職員一同